生理用ナプキンをつけてスイカを頬張る独身男性の話

`※制限時間40分でブログを書いてます

 

最近毎日ブログを書いていることによる弊害が出てきた。

日常生活で話のネタになるような事柄を探してしまい、ぼーっと一人考え事をする時間が短くなっている。実際ブログを制限時間以内に書くに当たって一番簡単なのはその日あったことをそのまま書くことで、実時間1分以内の妙なアクシデントで感じたことを1000文字くらいに引き延ばして書き、その考える過程で使った知識の出典元を最後にトッピングしていくというのが、ブログを書く上でよく使うパターンである。

しかし、ブログを書くためにアクシデント中一生懸命に頭を回しているわけではなくて、そこをネタになるぞという姿勢も導入して考え出すのはちょっと邪魔な雑音になっている感覚がある。あくまで話の題材になりそうだぞと判断するのは事後であって、アクシデントの最中ではアクシデントに集中したい。

 

ただ、思いついてしまったことを実行しないこともまた一種の嘘をつく行為だと思うので、今日は生理用ナプキンを付けて午前中を過ごした。

事の発端はニーアレプリカントというゲームのキャラクターに男性器も女性器もついているヒロインがいて、そのキャラクターが女性の月の物の処理について問われるシーンを見たということにあった。

余談ではあるが、脳に女性ホルモンが作用して発情期と非発情期で神経回路の接続が周期的に変化して、性行動の頻度に影響を与えているかもしれないという話を聞いたことがある*1

私は男性なので男性器が付いているが、その状態で生理用ナプキンを付けたことはなかったなと思い付いた。女性が毎月経験しているであろうことをなんで今まで経験してみようと考えなかったんだろうと思い、母親が数年前に家に泊まりに来た際に忘れて行った生理用ナプキンがまだ余っていることを思い出した。

 

さっそく私は、そのナプキンをパンツにつけて装着してみたが、これについては何も新しい感覚はなかった。大腸の内視鏡で紙パンツをはいたり、小学校5年生までおねしょが治らずにあちこちから毛が生えだしてからも紙パンツを履いて寝ていた私にはそんなに馴染みのない感覚でもなかったのである。

次に血が付いた状態での感覚はさぞかし不快だろうと思い付き、紙ナプキンにオリーブオイルと果肉の感じがちょっとある粘性の残ったトマトジュースをかけて、その状態でパンツを履いて午前中を過ごしてみることにした。しかし、期待していたほどの不快感は経験できず、おしっこを漏らした際の紙パンツの重みや股の蒸れ具合に関しても経験済みな私は、むしろその少し重くなったナプキンに懐かしさすら覚えた。

 

懐かしさから小学生時代の思い出が次々とよみがえってきて、そういえば夏だったと思い至り、気が付いた時にはスーパーでスイカを買っていた。

またも余談ではあるが、スイカはそのシトルリン含有量の多さから天然のバイアグラであると言われているというのをテレビ番組で見たことがある。*2

久しぶりに童心に立ち返ってスイカをむさぼっていた私は、オリーブオイルとトマトのついた紙ナプキンのことなどまったくもって忘れていた。

 

やはり、女性の生理という体験を男性が疑似的に経験するというのはなかなか難しいはなしでありそうだと思った。

 

※発想の元となったゲーム