皮算用する浅黒い人間の話

※40分も惜しいが制限時間付きでブログを書いています。

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一石二鳥という言葉が結構好きだ。

何か時間やお金のかかりそうなことをするとき、それがどれくらいお得なことかを考えるにあたって、多角的な側面での利益を考えさせてくれる言葉なような気がする。いわゆる一石を投じてどれくらい大きな鳥が取れるかがコスパの話なのに対して、一石で二鳥を落とすという話はその一石で取れる鳥の大きさには言及していなくて落とした鳥の数で考えているところが、コスパの評価軸が一個ではないことを気づかされる気がするのである。

 

今月の下旬に薬局実習での成果発表会として、4分間何かしらの薬について喋るという課題がある。私はこの発表会での題材として、漢方薬の「抑肝散」*1について喋ることにした。このテーマを考える際にも「一石二鳥」を軸に選んだつもりである。

というのも、私はこの「抑肝散」をテーマにすることで、課題に対応すること以外に少なくとも3つの「鳥」が落とせるのではないかと見込んで設定したからである。

1つ目は、この抑肝散という薬は認知症の症状の一つである、暴言・暴力を抑えるという用途でよく処方される生薬らしく*2、脳学校での話のネタとして使えるということが考えられる。どれくらい興味を持ってくれるメンバーがいるかは分からないが、漢方薬について勉強しているメンバーはそう多くはないと思うので、話をする際には薬学科の特色を活かせるのではないかと思っている。

2つ目は、東洋医学研究会での話のネタとしても使えるという点である。私は実は、医学科の女の子と仲良くなるためという不純な動機で、去年の秋から北大東洋医学研究会に所属している。最近は実習の時間的な問題でなかなか集会に参加できていないので、抑肝散の話を持って次の発表機会に披露できれば、少なくとも「居るんだ」ということはアピールできるかと思う。

また、こういった様々なタイプの人がいる複数の場所で披露できるネタというのはそうそうなく、その場で指摘をいただければ発表を改善していくこともできるし、勉強にもなって面白い。これが一応3つ目の「鳥」のつもりである。

捕らぬ狸の皮算用とならないようにするには、「抑肝散の発表がある程度聞くに堪えるクオリティーである」ということが前提条件となると思うので、明日以降これを少しまじめに調べていく所存である。

 

ときに、平日には好きな音楽を紹介するのが最近のルーティンとなっている感じがするので、余った時間(7分弱)でなんとか書いてみようと思う。

今回紹介する曲は欅坂46の「黒い羊」という曲である。*3

日向坂を推しながら節操のないやつだと思われるかもしれないが、この曲はかつて私が性風俗のボーイとしてアルバイトをしていた際に店内BGMとして流れていて耳にこびりついてしまった曲の一つであるため、欅坂のファンにはなれなかった。(これが欅坂の曲だと知ったのは改名してからであった)

当時の私は、このタイトルである「黒い羊」という言葉の意味である「地域社会の鼻つまみ者」*4ということは知らず、歌詞もたいして聞かないでなんとなく曲の感じが好きでメロディーのみを聴いていたが、最近になってこの曲の歌詞の中二病感とMVの暗い感じが好きで思い出したように再び聴いている。

 

高校~大学までの友人から「君はどこでもアウェイだね」と集団適応能力の無さを指摘されたこともあるが、私はむしろどこでもホームな感じでシレっと顔色を変えてしまうイカ野郎感を短所であると感じているくらいなので、この曲を共感して聴いてはいない。黒い羊になり切るためには私は精神的に弱すぎる*5と思っている。

ただ、脳学校含め、私が所属する集団の皆様、ご迷惑をおかけしているようでしたら教えてくれると嬉しいです。