Mondayにする話ではない

※制限時間40分で書いてます。

 

監視されているという感覚に囚われるという表現が、統合失調症の陽性症状の被害妄想の一例としてよく挙げられる*1が、実際そこまで脅迫的なもので無くても少なからず他人の目は人の行動に対する何かしらの圧力を持っているなと感じることは多い。

圧力を感じてどう行動するか、何を見られていると勝手に思い込んでいるのかは人によって個性が出るところで、ひどく姿勢を気にしている人や髪の毛の先端にまで気を払う人、「見られる」を言葉遣いなどの人に自分の考えてることを邪推される可能性のあるものを放つ行為にまで拡張してもよければ、店員に対してお礼を言っているかがすごく重要だと思っている人や口癖でついごめんと謝ってしまうことを気にしている人もいて、人を「見て」いて飽きることはそうそうない。

 

「趣味は人間観察です」とわざわざ表明していたのは、私の場合ちょうど中二くらいの頃だったので、これと同じものを人に「趣味です」と表明する人は中二の私と似ているのではないかと親近感と懐かしさを勝手に覚えたりするが、その人間観察が指す行為も私の「人間観察」が指す「人が何を他人に見られていると思っているかの観察から広げる妄想遊び」とは違っていたりして、親近感抱いてたけど全然違う人間だった面白い、と思うことはよくある。叔父は整骨院を営んでいて、「高い建物から人を見降ろして歩いてる姿からその人の姿勢のゆがみを想像する遊び」を「人間観察」と呼んでいる。

 

先日私が外国人の方の服薬指導を英語で行った際に、「お大事にどうぞ」と伝えたくて、でもなんて言ったらいいか分からなくて、とっさに週末で会ったことを思い出して、「Have a nice weekend」と言ったが、今思うと薬局にお薬をもらいに来ているような病人は少なくともWHOの定義する健康*2には当てはまっていないし、病気なのにナイスなウィークエンド(週末)なんて皮肉を言っているようにも聞こえかねない気がする。それに、発音が悪いし場所も病人の集まるところだから、Weak endと聞こえて「お前の人生尻すぼみ」「楽に死ねるといいね」的な響きを持ってしまったのではないかと今になってちょっと気にしている。別にネイティブでもなさそうだったしそこまで深刻には捉えてないだろうとは思っているが。私には人に言ったことを後で怒られる要素がないか気にする癖がある。

 

いつ通り何が言いたかったんだという感じにはなってしまったが、昔聴いていたX JAPANの「WEEKEND」*3が今になってYoutubeに浮上してきて、その歌詞から先日の患者対応の発言の不用意さを想起したというだけの話である。40分経ちました。おやすみなさい。