汚部屋が「改善」しない話

※制限時間40分でブログを書いています。

 

部屋が汚いので都会にありながら、私の部屋の中には生き物がいっぱいいるのではないかと勝手に思っている。特に水周りはよく分からないカビやらコバエやらが湧いており、生命の豊かさを感じられるのが良い、ありのままの自分と相性のいい他種との共生、他人が寄り付かなくなるような汚部屋が「改善」していかない現実から目を背ける言葉がいくつも次から次へと思い付く。

部屋が汚いというのは称賛されることではないし、親、友人からも片付けるよう再三注意されているので、一応週に一度はお片づけをするよう習慣づけているつもりではあるのだが、彼らの納得するレベルまで部屋を片付けられたことが一度もない。内発的な動機付け*1のレベルとしては彼らほど高い所にないので、より頑張るモチベーションとしては褒めてもらうことくらいなものかと思うが、褒めてもらったことも一度もない。テスト前に現実逃避として掃除を始めるというあるあるを聞いたことはあるものの、それを「あるある」と共感できたことが無いくらいに、追い込まれても掃除はしない。

 

冒頭で都会では生物の多様性が田舎よりも乏しいのが前提であるようなことを言ってしまったが、実際どうなのかよく分からない。直感的に考えて、ヒトがヒトの生活を快適にすることに最適化してきた環境でヒトばかりが密集して暮らす都会は生き物が偏っていそうだが、田舎も田舎でヒトが特定の農作物を作るのに最適化した環境をつくるべくありのままの自然に手を加えることで出来た人工的な集落とも見ることが出来るので、自然豊かなイメージはあるが生き物の多様性という面ではどうなのかしらと考えることもできる。*2

 

掃除をしないことで得られる部屋単位での生物多様性も、感染症の歴史的に見て、不衛生が原因で蔓延する生き物を再発見しているに過ぎない気もしているし、何より近隣の住民に迷惑をおかけする可能性がある+賃貸なので汚し過ぎると余計なお金を取られる問題がある、という認識はあるので、ここまでいったらマズいというラインも一応あって、そこが意識されだすと定期的なお掃除以上に緊急お掃除を敢行するのだが、今年の夏はそれをする必要が無かった。あまりカビもコバエも湧かなかったのである。理由については、こまめにゴミの日を逃さないようになった、洗面所や風呂もたまに磨くことを覚えた、実習や実験であんまり部屋に居ないなど色々考えられるが、とりあえず言いたいこととして、私は成長している。

 

私に掃除をしろとアドバイスしてくれる人は多いが、掃除はしている、というのと、どのレベルで「掃除をした」と満足しているのか、が彼らに伝われば今日もブログを書いた甲斐があったなと思う。

40分経ったのでここで終わる。

 

※定期掃除のときによく聴いている曲

www.youtube.com