おにぎりの具しか喋れなくなりそうな話

※タイマーがまだ見つかりませんが制限時間40分でブログを

 

「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉を聞いたことがある。私は基本的に他者の不幸を根拠もなく示唆するような発言は呪いだと考えている。何も考えずに、慣用句的にこのようなセリフを吐くような人間は私にとっては話を聞く意味のない相手で、親でも軽蔑する。

文字通りため息と幸せに因果関係があり、ため息がきっかけとなって不幸せになるという話を信じてそのような発言をしたのではなかったとしても、その裏に「落ち込んで見えるけど何かあったの?大丈夫?」というニュアンスがあったとしても、そのような言い回しをすること自体が気に食わない。裏にどんな思いがあろうと、使った言葉の並びで呪いをかけているということを自覚してほしいと思う。

余談ではあるが、ため息をつくことでやる気が持続するようになったり*1、不安が和らいでリラックスできる効果があるかもしれない*2という話もある。

 

呪いを成就させまいと奮起することで、その人がかえって元気になることもあるかもしれないので、呪いそのものを悪いとは言い切れない。薬も基本的には毒物であり、その用量を相手の様子をきちんと観察しながら制御することによって治療効果を発揮する。

しかし、何の気なしに周りを呪う人間はそのような気の利いた用量の制御も出来ないし、相手を観察しないし、そのような慣用句を使う自分に酔っているから、ただその相手の気分を害すだけで終わる。それが「善人」に多いから質が悪い。

 

かくいう私もよく言葉選びを間違えて、人を無自覚に呪ってしまい、あとからそれに気付かされて反省したという経験が少なくない。どうしたら不用意に人を傷つけないような会話をできるのか分からないし、かと言って会話を経験しないでこの機微を理解できるほど賢くはない。ので、私は明日も誰かを呪い、呪われることを思いながらおしゃべりを楽しんでいく所存であり、傷ついた日にはため息をついていこうと思っている。

 

内容が言葉選びだったので慎重になってあまり書けませんでした。時間切れ。

 

呪い呪い書いてたら「死後強まる念」のことを思い出したので今日はゆずの「表裏一体」*3を紹介します。

これは大学一年生の学祭で、ゴミ箱の近くに座って燃えるゴミ燃えないゴミを教える係みたいな謎の貧乏くじを引いたときに、一緒にその係をやった女の子がお勧めしてくれた曲で、これをきっかけにハンターハンターを知ったという順序ではあるが、その娘と喋った時間よりハンターハンターのアニメを見た時間の方が長いのでそちらの印象が強くなっている。

キメラアント編というデカい人喰いアリが出てくるパートでのアニメの挿入歌であった気がするが、毎回すごく絶妙なところでこの曲やこの曲のアレンジ版が流れてくるので、ゆずが好きな方はハンターハンターも見てほしい。そして、あの妙なゴミ係を一緒にやった女の子は元気でいてほしい(これもある種の呪いか?)