まーの痛風の話

ミスターチルドレンの楽曲に[everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-]というものがあり、過去にバンドを組んでいた私は、(そのバンドで実際に演奏したか記憶は定かではないが)少なくとも一度その曲を演奏したことがあった影響で珍しく歌詞まで把握している。

「みんな病んでる」というフレーズはその楽曲中のサビ終わり部分のもので、いわばその歌詞の結論に相当する部分だと思って聞いていたが、実際どうなのかは確かめていない。ミスチルに対する熱量はその程度である。

この楽曲の歌詞を表面的に解釈すると、その楽曲が発表された当時の社会の闇について述べて、健全な顔をして暮らしている現代の人々もどこか気持ちが病んでいる部分を抱えている、というようなことを歌っているものであると考えられる。

 

今日の話題は別に、ミスチルのこの曲の歌詞を考察しようというわけでも、コロナ禍での人々の心の闇を論じようというわけでもなく、身体的にみんなどこかしら故障している部分があるよねという話の一例として私の父親の痛風の状況を報告しようというものである。

 

私の父親(通称まー)は現在50代であるが、私の20代の友人達を観測するにもう既に身体的に故障している人はたくさんいて、部活での膝肘の故障、腰痛持ちのほか、内臓に後遺症を残すタイプの人や感覚器に異常がある人もいる。新型コロナウイルスの後遺症として嗅覚が以前の状態に戻らなくなった*1知人も、認知していないだけで周りにいるのかもしれない。

私の周りでは身体的に病んでいる人の方がそうでない人より多いので、みんな何かしら病んでいるという偏見がある。その偏見のおかげで父親が痛風を理由に最近ワーワー騒いでいるのを見てイライラすることとなってしまっているのだが、昨日の話題と重複するので父親の痛風アピールがうっとうしいという話はこの辺でやめておく。

まーの痛風をきっかけに、この病気に興味がわいたので最近は一日1時間は痛風について調べる時間がある。教科書的な痛風の流れを父親のアピールと照らし合わせて読んでいくと、どうやらまーは教科書通りのオーソドックスな流れで痛風が進行しているらしいことが分かって面白い。まー自身も漫画の「はたらく細胞*2で見た通りのことが起こっている感じがするといっていて、なるほど科学というのは確かに人体の不調についても概観するのに役立つのだなということを実際の痛風患者を通して感じた。

教科書のほかに、痛風の根底にある高尿酸血症という尿酸が血液中に多い状態が脳に与える影響は何かないかとググったところ、尿酸値が高めだと認知症になりにくいかもしれないという話*3が出てきて、尿酸が完全な悪玉とも言い切れないかもしれない(まぁ尿酸は体内で合成されていて、多くも少なくもならないようコントロールされているので絶対悪ではなさそうではあったんだけど)ということに驚いた。

まーの食生活の面では、痛風は尿酸が結晶化すると痛み、尿酸の結晶化は血液が酸性に傾くと起こりやすいとの話から、その酸性化を防ぐべく海藻やジャガイモなどの料理を食べているらしいが、飲酒はやめていない(プリン体を気にしてビールは避けている)らしいので、それが痛風にどう影響していくかが今後の楽しみである。

 

毎度ブログは制限時間60分で書いているので、本当はもっと痛風の話をしたかったが今日はここで尻切れな感じで終わる。