読書感想文「実践版0~3歳までのモンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」を読んで

まえがき:

テンポラリーという、1つのテーマについて脳学校メンバー全員で調べて、そのテーマに関する小ネタをまとめてブログにするという月一の活動用にこのブログを使い始めたがうまくいかなかったので、こちらのブログは普通に札幌脳学校の校長のブログとして、私が個人的に思ったことを書きつづる場所にするとさっき決めた。(2020年1月2日17時12分)

私も6年制過程の大学4年であり、割といろいろやらなければならない課題があるのでこのブログも不定期更新になると予想されるが、最近女性のメンバーに文才をほめられて調子に乗っている+新年であるというアホ特有のその場のノリで「校長のブログ」を書き始めることにした。脳学校という看板を使う建前上の理由として、札幌脳学校の宣伝活動の一環であるとメンバーには説明するつもりなので、内容としては多少なりとも「脳」に関連する文章を投稿していこうと考えている。

 

本を読むまでの過程:

この帰省すら自粛を要請されるご時世に私は実家に帰省して、去年となんら変わらないお正月を実家で過ごしていたので、1月2日も当然のように毎年と同様の1月2日を送っていた。

午前中は日課のランニングを済ませた後に、昼過ぎまで寝ている家族を起こさないように静かにシャワーなり身支度を整え、朝食に昨日のあまりのおせちを食べて、家族が起きるまでは正月のテレビ特番をザッピングするなり、暴飲暴食の免罪符としてお気持ち程度に筋トレをするなり、静かにダラダラと過ごしていた。

今回のタイトルとなっているモンテッソーリ教育に関する本は、このダラダラと過ごした後に祖母から借りた本なので、正直ここより上の文章は内容とはほとんど関係ない。(伏線とかでは決してない。)

「ほとんど」というのであれば少しは関連しているということで、なぜこんな読書感想文と関係ない私の1月2日の午前中の描写を加えたのか、という理由は一応ある。

その理由としては、割とありがちな実家での日常的な描写の中に急に投じられるには一般的には不自然らしい「モンテッソーリ教育」なる意識高い系のワードを、不自然には感じないような家庭の出であることをブログ読者の皆様にアピールしたかったのである。要するにマウントをとっているのである。一般大衆家庭ではワンピースのコミックスが収まるべきブックラックに、私の実家では「モンテッソーリ教育」の本が挿入されていますよ。と、言いたいがためのいやらしい前置き描写なのである。

そんな高貴な家の生まれの私なので、コミックス感覚で「実践版0~3歳までのモンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」という本を、けだるい1月2日の午前中の暇つぶしに読んだ。

※本当は、祖母にお願いして、いい歳こいてお年玉代わりに買ってもらった本をわくわくしながら読んだ。買ってほしかった理由は、ざっくりモンテッソーリ教育ってどんな感じなのかを短時間で知りたかったから。祖母に選んでもらった理由は、彼女が現役のモンテッソーリ教育を実践する幼稚園関係者であるから。

 

本の感想:

実践を重視しているのか、根拠となる参考文献が一切のっておらず、いまいち信ぴょう性に欠ける本だなと思いながら見ていたが、専門書でもないので仕方ないかなと割り切って読み進めていた。それは言い過ぎなんじゃないかなと思う断定的な表現も散見され、モンテッソーリ氏に殴られても仕方ない文体だなと感じたが、基本的に赤ん坊が自立的に成長できる環境や課題を与えるのがモンテッソーリ教育なんだろうというざっくりとした解釈は得られた。赤ん坊の自立的成長を促すにはという観点で、日本人の親がやりがちであると(たぶん著者の観察や経験から)想定されている「教育」の失敗例(赤ん坊の学習機会を過保護や大人側の都合により剥奪すること、赤ん坊の行動の理由を考慮することなく大人の「常識」で叱る等)と、モンテッソーリ教育的にその場面ではどう考えるべきかが明示されていて、何をすればいいと言いいたいかはハッキリ伝わったし、読むのに時間はかからなかった。

最後の章のあたりに、モンテッソーリ教育とは関係ないところで著者が「叱ること」についての持論を展開していたが、そこがこの本の中では一番説得力のある部分だったのではないかなと感じた。「才能がぐんぐん伸ばす!」が可能であるというタイトルに対する信ぴょう性は置いといて、話としては腑に落ちる感じではあったので赤ん坊と接するうえでの考え方を学び、赤ん坊に対する「教育」の失敗例をサラッと知れるという意味では、読んで良かったなという読後感であった。

 

あとがき:

こんな構成の長文はお正月休みだから可能なのであって、全然持続可能ではないので、今後はもっと短い文を投稿します。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今回読んだ本:

www.amazon.co.jp