Temporary(12月分)
恋について
オタク組織に見えて、思いの外、リアルを充実させているメンバーが多い札幌脳学校。
充実させていない側の校長のドМな一面もあり、12月はクリスマス→恋じゃろ。と、
安直にテーマを決定し調べてきました。よければ役に立ちそうだなと思う知識は以下から拾っていってください。
1.単語やフレーズに対して予め返答を用意しておいて、あたかも会話を成立させているかのように、返答を生成するプログラムを「人工無脳」とよぶ。
2.会話を理解していない人工無脳に人間らしさを錯覚してしまうことを「ELIZA効果」と呼ぶ。
3.ビッグデータを活用して言語処理をする人工無脳で、求婚者があらわれるほど成功している「りんな」という女子高生チャットボットがある。
4.贅沢な買い物をするカップルは肉体関係志向で、短期的なつながりで、持続可能性のある買い物をするカップルは長期的なつながりを維持する傾向にある。
5.合コンにおいては気のないそぶりをする女性のほうが、男性に「落としたい」と思われやすい。
6.男女ともに恥ずかしさを感じている表情は魅力的に見える傾向にある
7.SNS上では自身への好意が明らかな相手よりも、好意の有無が不確かな相手に、より好意を抱きやすい傾向にある。
8.男女ともに元カレ/元カノに似た顔を魅力的だと評価するが、女性の方がより好きなタイプに固執する傾向がある。
9.合コンにおいては、動かない人よりもジェスチャーの大きい人の方が「また会いたい」という評価を受けやすい。
10.カップルの適合性に3つの指標が提唱されており、教えられたこと/感じたこと/学んだことが似ているカップルの相性を良しとする考え方がある。
11.面識のない大学生を集めて2分間見つめ合わせた実験があり、そこでは相手への好意は増すという結果が出た。
12.犬を連れている男性は、落ち着きがあり親しみやすいという印象をもたれ、女性から連絡先を聞ける確率が高い。
13.容姿においては、自分と同等あるいは自分の方が少し劣るくらいの魅力度の異性に惹かれる傾向にある。
14.魅力的な相手に会うとアドレナリンが分泌される。(心拍数が上がったり、発汗したりする)
15.性交渉に間接的にでもつながりそうな活動はドパミンによる報酬系の活性化を促す。
16.気になる人が頭から離れない状態はセロトニンの欠乏による、強迫性障害と類似の症状
17.テストステロン(男性ホルモンの一つ)の分泌のを多い男性は、女性にとって性的に魅力的で男らしく映るがこの第一印象は長続きしない。
18.排卵期の女性の衣服のにおいだけでテストステロン値は高まる
19.排卵期の女性は浮気をしやすい傾向にある
20.男性は女性にみられていると感じるだけでテストの成績が下がる
21.好きな相手には共通点を過剰に見出しやすくなる
22.好きな相手の少しだけ悪い癖は無意識にうつる
23.ひとりになりたくないという気持ちが強い人は付き合う相手のハードルが低い傾向にある
24.望ましくない相手であっても、何か価値を失うという心配が生じる場合には関係は継続される
25.PEA という脳内で産生される物質は、ノルアドレナリンやドパミンの分泌量を増やし、「恋」の状態をつくるのに寄与する。
26.PEAはチョコレートに多く含まれていることから、チョコレートを食べると恋した気分になるといわれる所以はPEAによるものだという説はあるが、経口摂取したPEAは代謝されて脳には移行しない。
27.バニラの香りには催淫作用があるといわれている。(チョコでの恋気分は砂糖の甘さとバニラエッセンスの甘い匂いによる錯覚じゃないかと校長は考えてる)
(男性もお肌のためにセラミドを気にする女子を見習って、肉ばっかりじゃなく青魚も食った方がいいかもしれないという話)
(ロキソニン等の鎮痛薬はプロスタグランジンE2の抑制をするのでガバガバ使用しないほうがいいんじゃないかという話)
30.恋愛関係においては関係の公平性が満足度を高め、関係維持に重要
恋愛をしたことがない校長が記事の情報と友人からの伝聞推定でこんなんがどうせ喜ばれるんでしょというスタンスで書いてる記事なので、若干恋愛を小馬鹿にしたスタンスが随所に見られるかもしれませんが、
指摘等ありましたらコメントお願いします。
皆様楽しい楽しいクリスマスをお過ごしください。
参考:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjesp1971/34/1/34_1_82/_pdf
Temporaryとは
Temporaryとは
札幌脳学校メンバーで毎月テーマを1つ決めて、そのテーマと絡む「脳」について一ヶ月間、短期集中的に調べ、その調べたことのまとめをブログ記事にするという一連の活動をするチャネルをTemporaryと呼んでいます。
月のテーマは毎月25日から翌月の1日の間にメンバーが提案したものに投票して、票数が多いものがその月のテーマとなります。(11月25日~12月1日まで投票して決めたテーマは12月のテーマといった具合)
記念すべき第1回のテーマは「攻撃性」ということで、メンバーの気性の荒い一面が垣間見えるものとなってしまった感じではありますが、そこがまたこのTemporaryという活動の面白い点であると校長は思っております。
まぁなんにせよ、継続しなければコンテンツとして寂しい感じになってしまうので、ショボくてもこつこつと投稿していこうと思います。
よろしくお願いします~|д゚)
攻撃性について(フェードアウトした過去作)
攻撃性について
攻撃性(aggression)とは、心理学の定義でいえば、相手を傷つけたり損なったりを意図するあらゆる言動を指し、敵意による衝動的なものか計算されたものであるかは問わない。例を挙げると、治療を目的として足つぼをぐりぐり押して結果としてあなたに痛みを与えるマッサージ師には攻撃性は無いし、あなたが気にするかしないかは別として、ネット上であなたの陰口をたたいて貶めようとする隣人には攻撃性があると考える。以下、この意味で「攻撃性」という言葉を見て行ってもらいたい。
と、お堅い感じで書き始めたんですが、調べたことをパラパラっと並べ立てていくだけのコーナーなので、気楽に読んでいってください( ´∀` )
1.攻撃性は遺伝する。(一卵性双生児での強い相関や、実験動物で攻撃性の高い種を育種できることから)
2.攻撃性は特定の文脈を必要とする複雑な行動で、脳の一か所で制御されるわけではなく、システム単位でコントロールされる。
3.温厚な女性の偏桃体に精神外科医が診断目的で電極を刺したところ、電流を流した途端にその女性は怒鳴り出し、医師を引っ叩きだした例がある。
4.暴力犯罪者には前頭葉の活動減少がみられる。前頭葉が損傷、不活性化、離断、未成熟のいずれかだと攻撃性をもちやすい。
5.テストステロン(男性ホルモンの1つ)は攻撃性を制御する神経システムに影響する。
6.暴力犯罪者の傾向として、テストステロン濃度は平均以上、知能検査得点は平均以下、セロトニン(神経伝達物質の1つ)濃度は低濃度という事例が多い。
7.顔幅はテストステロンに関連する特性で、幅が広いほど攻撃性は高い傾向にある。
8.高濃度テストステロンは、易刺激性、自己主張性、衝動性、フラストレーションの低耐性と相関する。
9.高濃度テストステロンは、怠慢や麻薬使用、攻撃的にあたりちらす反応などと相関する。
10.攻撃性の高い人は飲酒割合が高く、酔うと暴力的になりやすい。
11.暴力犯罪の10件に4件、配偶者虐待の4件に3件はアルコール常習者によるものである。
12.アルコールを体に入れたと思っているだけで何らかの効果が出る。
13.知らずにアルコールを飲んでも効果は出る。
14.アルコールを飲むと、どうともとれる行動も挑発と受け取る割合が高まる。
15.何らかの目標を達成するのを邪魔されること(フラストレーション)が怒りを生み、攻撃性を作り出すという原理を「フラストレーション―攻撃原理(frustration-aggression principle)」という。
16.デッドボール率は気温とともに上がる。
17.暴力犯罪や配偶者虐待の率は、高温の年、季節、月、日に高い。
18.品行の悪い子供の親は、子供の癇癪に対して負けて報酬を与え、腹が立つとたたいてこらしめる傾向にある。
19.富裕層と貧困層の格差が激しい国では犯罪率が高い。
20.(アメリカでは)父親がこの教育を顧みない家庭では、暴力発生率が高く、父親不在で育った子供はそうでない子に比べて、更生施設送致率が2倍である。
21.「男らしい名誉」を重んじる牧夫文化の町(スコッツ=アイリッシュなど)の子孫は、ほかの文化圏と比べて殺人率が3倍で、子供への体罰や敵国への先制攻撃や規制なき銃所有の支持が多く、登校生徒の武器所持率も高い。
22.レイプ犯罪者のほとんどはレイプ神話(一部の女性はレイプを誘ったり楽しんだり、「やっている」うちに「ながされる」という考え)を信用している。
23.テレビを観てばかりいる人は、テレビをほとんど見ない人よりもレイプ神話をその気にしている割合が高い。
24.ポルノ動画視聴者の大多数は表立った性犯罪に加担していないが、レイプ神話を現実であると考える割合は高い。
25.ポルノグラフィの過度の利用は男子大学生の高い攻撃性を予測する。
26.客観的な恐怖への反応の強さは偏桃体で予測が可能
27.主観的な恐怖の強さは前頭前野で予測が可能
28.おなかが減るとイライラして攻撃性が増す。(血中グルコース濃度の低下に対してアドレナリン、コルチゾールなどストレス関連物質の分泌が応答し、それに加えニューロペプチドYという攻撃性を高める物質の分泌、というながれで説明される。(ついでに非理性的な行動も増える。))
29.攻撃性と暴力的な内容のゲームのプレイとの相関は、賛否両論分かれる(関連があるとは言い切れない)
30.攻撃性を高めるホルモンは骨中のたんぱく質(オステオカルシン)かも知れない。(ストレス条件下でコルチゾールとかより早く高濃度になり、コルチゾールKOマウスでもストレス反応は起こるし、オステオカルシン注射でストレス反応が出るから。)
以上、ざっくりこんな感じの情報が集まりました。
いかがでしたか?来月からもこんな感じで投稿していこうと思いますので、「こんな感じでまとめたらもっと見やすいのに」とか、「次はこのテーマについて調べてほしい」等、何かあればぜひコメントをお願いします。次回はクリスマス前に投稿しようと思いますのでお楽しみに。
※もうこの活動はやってないです。懐かしい。(2021.7.8)
参考資料:
暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待 単行本 — 2015/2/26
エイドリアン レイン (著), Adrian Raine (原著), 高橋 洋 (翻訳)
カラー版 マイヤーズ心理学 単行本 — 2015/4/1
デーヴィッド マイヤーズ (著), David G. Myers (原著), 村上 郁也 (翻訳)